2015年7月23日木曜日

セミナーレポート 2015年7月22日 【今から始める!データ提出加算セミナー】

 722日(水)に、「今から始める!データ提出加算セミナー」を実施しましたので、当日の様子をご報告します。
 本セミナーは、今年度初めてデータ提出加算の届出を行う病院向けに、「DPCデータを作成するための院内体制」や「DPCデータを提出するにあたり注意すべき点」などを解説するセミナーで、昨年に続き、2年連続の開催となりました。
 なお、セミナー後アンケートでは、セミナーの内容に対して、96%の方から「満足」とのご回答をいただきました。(残りは未回答)

 以下、セミナーで解説された、いくつかのポイントをご紹介します。
※下記内容は弊社コンサルティング部門としての見解です。

-----------------------------------------------------------------------------------
1.DPCデータを作成するための体制~~様式1ファイル~~
 データ提出加算の施設基準の1つである“DPCデータの提出”の中で、最も作成に労力が掛かるのが「様式1ファイル」です。様式1ファイルは、調査項目が約70項目あり、単純に量が多いだけではなく、内容が専門的で多岐にわたります。そのため、医師や看護師など多職種のスタッフが協力し合わなければ、作成が困難なファイルと言えます。

 様式1ファイルを作成するにあたっては、我々の業務サポートの経験上、まずは「どのように情報を収集するのか?」という情報収集の方法を検討すべきと考えます。①医師や看護師が直接、システムに入力するのか、②医師や看護師が紙に記録し、医事課がシステムに入力するのか…など、組織体制やマンパワーによって最適な方法が異なりますので、自院の実状に沿った充分な検討が必要です。

情報収集の方法が決定したら、次は様式1ファイルの項目の役割分担を行うことをお勧めします。特に、病名や重症度指標、ADLスコア、褥瘡分類などは、専門的な知識が必要となるため、医師や看護師による記録が望ましいと考えます。
上記の取り組みについては、例えば、データ提出加算の施設基準にも挙げられている「コーディングに関する委員会」の中で、協議・情報共有するということも方法の1つです。
 

2.DPCデータを提出する際にチェックすべき事
 院内体制を整え、システムを購入し、苦労してデータを作成しても、正しいデータ提出を行わなければ、施設基準をクリアしたことにはなりません。提出方法の詳細は、DPC調査の実施説明資料に記載されていますので、ここでは、今までの業務サポートの経験上、間違いが起こりやすい点をご紹介します。

媒体の中にコピーするファイルに注意!
 郵送する媒体の中には、形式チェックソフトで作成した「提出用データ」のみを媒体の直下にコピーします。媒体の中にフォルダを作成したり、チェックをかけた元データ(テキストファイル)をコピーしたりする必要はありません。
 また、試行データを提出する際に、1か月分のデータしか媒体に入れていない事例もありましたが、試行データ提出時には、必ず2か月分の提出用データを提出します。(形式チェックソフトで前月データも併せてチェックしていますが、2か月分が統合されるわけではありません)
※本データでは3か月分を提出します。

必ず別のパソコンで媒体の中身を確認!
 提出用データを媒体にコピーして、書き込みが終了したら、必ず作業をしたパソコンとは別のパソコンで中身を確認することをお勧めします。媒体の中にデータをコピー&ペーストしただけでは、正しく書き込みがされない場合があるためです。
 提出用データはクリックしても開くことはできませんので、媒体の中にファイルが表示されていれば問題ありません。


3.DPCデータ活用の可能性
 長期的な視点では、多くの労力や費用をかけて作成したDPCデータを、経営改善などに活用することを推奨します。DPCデータには、病名や診療行為・重症度等、多くの診療情報が盛り込まれており、経営改善や診療プロセス改善のヒントが詰まった宝庫と言えます。

 それぞれのパソコンスキルによりますが、様式1ファイルをエクセルで加工・集計するだけでも、【疾患別】【年齢階級別】【男女別】【退院先別】【転帰別】の【患者数】【平均在院日数】などを可視化できますので、そのような統計資料を院内にフィードバックすることも有益と考えます。

 「院内で人員が不足している、時間がない」という場合や、「もっと高度な分析をしてみたい」という場合は、コンサルティング会社などが提供しているDPCデータ分析サービスを活用するのも1つの手段ではないでしょうか。

※当日のセミナーでは多数の事例を交えた詳細な解説を行いました。

-----------------------------------------------------------------------------------

 なお、PRRISMでは、データ提出加算算定サポートパッケージを通して、
●様式1ファイル項目に関する役割分担の提案
●院内の実状に沿った連絡票の作成
DPCデータに関する院内勉強会の実施
●形式チェックエラーの修正支援
などのサービスを提供しています。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

 最後に、PRRISMでは今後も定期的にセミナーを開催する予定です。セミナー開催のご案内は、マイページにご登録いただいているお客様より優先的にご案内しています。この機会に、マイページご登録をご検討いただければ幸いです。